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データ入力を依頼する際の料金相場は?

近年のペーパレス化の流れに伴い、社内に蓄積された紙書類をデータ化したいと考える方は多いようです。

しかし、データ入力を社内で行うと大変な労力と時間がかかるため、外部に依頼するのが効率的ですね。

では、データ入力を外部に依頼する場合の料金相場はいくらくらいなのでしょうか?

この記事では、さまざまな依頼先ごとに料金相場を確認し、さらに、料金を安く抑える方法や入力の依頼に必要なものを紹介します。

データ入力の料金相場を知って安く依頼する方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

データ入力の文字単価と時給の相場

データ入力の文字単価や時給相場はいくらくらいなのでしょう。
ここでは名刺入力を想定し、以下の3つの依頼先について見ていきます。

  1. 派遣社員に依頼する場合
  2. アルバイトや契約社員が入力する場合
  3. 副業や在宅ワーカーへ依頼する場合

では、順に確認していきましょう。

(1)派遣社員に依頼する場合

所属の派遣会社にもよりますが、派遣社員に依頼してデータ入力を行う場合、時給は約1,400円になります。

名刺入力なら1枚当たりの入力にかかる時間は3分程度。
仮に1,000枚入力する場合の料金を計算してみましょう。

3分×1,000枚=3,000分=50時間
1,400円×50時間=70,000円

以上から、1,000枚入力すると、約70,000円かかるということになります。

派遣社員に依頼する場合は1,000枚で約70,000円なので、1枚だと約70円が料金相場ということですね。

(2)アルバイトや契約社員が入力する場合

次に、アルバイトや契約社員が入力する場合の料金相場を確認しましょう。

アルバイトや契約社員だと、時給は派遣社員よりは少し安くて1,000円~1,200円程度です。
今回は時給1,100円とします。

3分×1,000枚=3,000分=50時間
1,100円×50時間=55,000円

名刺を1,000枚入力すると、約55,000円かかるということになりますね。

アルバイトや契約社員に依頼する場合は、1,000枚で約55,000円なので、1枚だと約55円が料金相場ということです。

ただし、アルバイトや契約社員はデータ入力だけのために雇っていない場合が多いため、他の業務に支障が出る場合があります。

これまで行っていた他の業務を、他のアルバイトや社員が担う必要が出てくるでしょう。

(3)副業や在宅ワーカーへ依頼する場合

クラウドソーシングサイトで検索すれば、副業や在宅ワーカーが多数登録しています。

料金は文字単価で換算する場合が多く、単純入力なら1文字0.2円程度~1円くらいが相場です。

ただし名刺の場合は1枚単位で料金が設定される場合が多く、1枚1円~6円程度でしょう。
派遣社員やアルバイトに時給で支払う場合と比較して、かなり安いといえますね。

しかし、登録しているワーカーのレベルが保証されていないため、精度が非常に低い場合も多く、後のチェックにかなりの時間がかかる可能性もあります。

また、入力を依頼するデータには自社情報だけでなく、他社の情報や個人情報も含まれる事もある為、セキュリティ面を考えると、副業や在宅ワーカーへの依頼はおすすめできません。

データ入力の料金

ここでは、データ入力代行業者の料金を確認しましょう。
以下は、リバティ・データ・システムのデータ入力料金表です。

定型例項目数単価
名刺全9項目
社名/部署名/役職名/氏名/郵便番号/住所/電話番号/FAX番号/e-mail
32円~
申込書全8項目
氏名カナ/氏名/生年月日/年齢/郵便番号/住所/電話番号/e-mail
22円~
顧客名簿個人全4項目
氏名/郵便番号/住所/電話番号
14円~
法人全7項目
氏名/郵便番号/住所/電話番号/社名/部署名/役職名
25円~
応募ハガキ 全7項目
氏名/郵便番号/住所/電話番号/性別/年齢/選択式(2択)1問
18.5円~
健診票全44項目
氏名/郵便番号/住所/ID番号/選択式(2択)20問/選択式(3択以上)20問
39.5円~

※単価は各業務共にデータ量・原稿内容・納期・その他条件によって異なりますので、別途ご相談ください。

リバティデータシステムでの名刺1件当たりの料金と、派遣社員やアルバイト・契約社員に依頼した場合の料金を比較すると以下のようになります。

データ入力の依頼先名刺1件当たりの料金
リバティ・データ・システム32円~
派遣社員約70円
アルバイト・契約社員約55円

リバティ・データ・システムの料金は、かなり安くなっていることがわかりますね。

しかも、データ入力を専門に行っているため、派遣社員やアルバイト・契約社員などに依頼するよりもはるかに高いクオリティで納品されます。
もちろん、プライバシーマークも取得しており、セキュリティ面も安心です。

また、社員やアルバイトが入力を行うと他の業務に支障が出るおそれがありますが、専門業者に依頼することで、通常業務に専念できるでしょう。

データ入力の料金は何で決まる?

データ入力の料金は、主に以下の要素から決まります。

  1. データの量や作業内容
  2. クオリティの高さ
  3. スタッフ常駐の有無

それでは、1つひとつ確認していきましょう。

(1)データの量や作業内容

依頼したデータ量が多いほど料金が高くなりますし、作業内容が複雑な場合も高くなります。また、入力以外の作業工程(ホッチキス外し、スキャン、原稿の並び替えetc)でも別途費用のかかる場合があります。

これらの基準は各業者によって違ってくるので、公式サイトを参照したり、見積もりを取ったりしてしっかりと確認しましょう。

(2)クオリティの高さ

クオリティの高さも料金に関係します。
料金の安さで業者を選んでしまうと、かえってコストがかかる場合もあります。
ワンパンチ入力とベリファイ入力はその例です。
ワンパンチ入力とは、1人のスタッフが入力したものをチェックして納品する形式。対するベリファイ入力は、2人のスタッフが同じドキュメントを入力し、2つのファイルを突き合わせてチェックする方式です。
ワンパンチ入力の際は精度は約99%(100文字あたり1文字のミス)、ベリファイ入力の際の精度は約99.97%(10,000文字あたり2または3文字のミス)と言われており、ワンパンチ入力の方が料金は安く済みますが、ベリファイ入力よりも精度は低くなります。
ミスが多いと、たとえ料金が安くても後で手直しが必要になるなど、結果的にコストパフォーマンスが悪くなることもあります。

その為、業者に委託する際は予算と、どれだけのクオリティを求めるかをよく検討した上で適切な入力方式を選ぶことが大切です。
クオリティを確認するには、一度に大量に依頼せずに少量から頼んでみるという方法もあるでしょう。

また、実績があって信頼できる業者を選ぶことも、クオリティの高さにつながります。

(3)スタッフ常駐の有無

一般にデータ入力代行は、代行会社内での作業になります。
しかし中には、スタッフを常駐させて対応することが可能な業者も存在します。

スタッフを常駐させることでセキュリティ面がアップするというメリットがありますが、その分費用は高額になるでしょう。

料金を安く抑えるには

ここまで、データ入力の料金が何で決まるかについてお話してきました。
それでは、料金を安く抑えるにはどうすれば良いのでしょう。

以下は、料金を安く抑えるために必要なことです。

  • 数社から見積もりを取る
  • 納期までの期間を十分取る
  • 入力拠点を確認する

第一に、見積もりは必ず複数の業者から取ることが大切です。
料金は安い方が良いのはもちろんですが、極端に安い場合はリスクがある可能性も高いといえます。

また、納期までの期間が短いと入力作業に必要な要員が増えるため、料金は高くなってしまいます。
料金を抑えるには、データ入力に必要な時間が取れるようなタイムスケジュールを組んで、計画的に依頼することが大切です。

さらに入力拠点を人件費の安い国外へ置いている業者は、料金が安い場合が多いでしょう。
たとえばインドネシア、タイ、フィリピン、ベトナムなどです。
尚、海外拠点の入力会社の特徴として活字や英数字の入力は安価に済ませられる反面、日本語の手書き文字・癖字の入力ではミスが多いというものがあります。ミスの修正にまたコストが掛かってしまい、料金を抑えるつもりが国内で入力するよりもかえってコストがかかってしまう、ということもあるかもしれません。
料金を安く抑えるには、原稿に合った入力拠点であることを確認することもポイントの1つになるでしょう。

データ入力を依頼するために必要なもの

最後に、データ入力を代行業者に依頼する際に必要になるものを確認しましょう。
必要なのは以下の3つです。

  • 原稿のサンプル
  • 原稿
  • 途中経過の連絡を取り合えるツール
  • その他

まず、見積もり依頼時に提示するサンプルを準備しておきましょう。
入力内容やサンプルの形式などによって料金が違ってきます。

次に、入力を依頼するための原稿が必要です。
できるだけ見やすく整理されたものであれば、入力が的確に行われて納期も短くて済みます。

また、多くの業者は作業の進行具合などの連絡を取り合うために、何らかのツールを使用します。
たとえばチャットワークやSlackなどを使う場合が多いでしょう。
業者から申し出があってから準備しても構いませんが、何らかのツールがあると便利ですね。

その他、必要なものは依頼する業者によって異なる場合があります。
また、オプションサービスを依頼する場合も、必要なものが出てきます。

何が必要なのかを見積もり時にしっかりと確認し、費用面とともにしっかりチェックしましょう。

まとめ

この記事では、データ入力を依頼する際の料金相場を依頼先ごとに比較し、さらに、データ入力の料金の決まり方や、データ入力を依頼するために必要なものについて解説しました。

データ入力は派遣社員や契約社員、在宅ワーカーなどに依頼することも可能ですが、コストが高くなったり、精度やセキュリティ面で問題があったりします。

データ入力は、実績があって信頼できるデータ入力代行業者に依頼するのがおすすめです。
データ入力代行業者なら、コストは安く、精度が高く、セキュリティ面でも安心できます!